アメリカで車上荒らしにあったら警察へ電話を

車上荒らし
アメリカでもし車上荒らしの被害にあったら、心を落ち着かせて警察【911】に電話をしましょう。

アメリカ滞在中に被害にあわないのが一番ですが、もしもの時には必要です。
実体験をもとにしていますので、もしもの時に備えてこの記事を読んで参考にしてください。

アメリカで警察に電話:大まかな流れ

大まかな流れとしては以下です。

状況を聞かれる

名前、電話、住所などを聞かれる

現場付近に警察官がいるか確認してくれる

現場に行くよう手配したので警察官と話をするように言われる

詳しい内容は以下になります。

まずは落ち着いて警察【911】へ電話を

アメリカは警察も救急車も同じ番号【911】です。

「ナインワンワン(911)」と発音します。

被害にあった時は、ショックで呆然としてしまうかと思います。
そんな状況で警察に電話をする気力もない場合もあるかと思いますが、
そんな時は周りの助けを借りましょう。お友達に連絡してもらったり、
近くにいる人に助けてもらって連絡をしましょう。

自分で連絡して直接状況を説明するのが一番いいので、
可能であれば呼吸を整えて少し時間をおいてからでも連絡をしましょう。

注意点は、車を動かさないことです。

車を動かしてしまうと指紋などをとってくれないので、気をつけましょう。

電話する=記録を残す

警察への電話wは記録を残す(ポリスリポート)という意味で大事です。
容疑者が捕まった時に、複数の罪を犯していた場合はレポートしたケースの
数が加算されるとのことです。

盗みの犯罪をXXX件やりました。なので、あなたの罪はxxx件分を加算して刑期がxxxになります。
ということのようです。

また、車上荒らしで車にダメージがあって保険で治そうとした場合、
「自分の責任ではない」という証明になります。

自分ではないxxxの責任でダメージを受けた、だからuninsured motorist coverage
(保険のない運転手にダメージを受けた場合にカバーされる)を適用できるようです。

被害者なのに、なんで自分がそんなめんどうなことをしないといけないの?
と思うかもしれません。ですが、記録を残さなかったことで後で後悔することになるよりは、
はじめに手を打っておいた方が結果的に楽だったりします。

待たされても電話をきらない

状況にもよるかとは思いますが、911に電話をしてもすぐにつながらない場合があります。
待たされている間

「Do not hang up. Hang up will only delay your call.」

といった録音メッセージが1分に1回くらいの間隔で流れていました。
待っている間に流れる録音の文言は地域によって違いがあるかもしれません。
(緊急時しかかけることがないので、他の地域が同じかどうか確かめることはできませんが)

緊急の場合は、待たされるととてもジリジリとした気持ちになるなと思いますが、
気を紛らわせながら待つしかありません。

警察か消防かを聞かれる

911は警察と消防が「一緒」の番号です。

電話がつながると最初に状況を聞かれます。

「Fire or Police?」(火事か警察か?)と聞かれました。
「What’s the emergency?」(どのような緊急事態ですか?)と聞かれることもあるようです。

よくわからない場合は、「Car break in」(車上荒らしにあった)と答えましょう。

緊急の状況で、しかも英語で伝えるとなると余計に緊張するかもしれません。
どうやって言っていいかわからない場合は単語を並べるなどしてみましょう。

Car
Money Stolen
Shopping Mall
など

911は電話をうけて警察の場合は警察官を現地に向かわせます。

なので、

どこで(where)
なにが起こって(what)
誰が困ってて(who)
連絡がつく番号(how)

がわかれば警察官を現地に送れるのだと思います。

話を聞く人と警察官を手配する人は別?

ひととおり状況を聞かれて、そのあと引き継ぐからちょっと待ってね、と言われました。
そこで別の人に状況をまた説明しました。

その方は警察官を実際に現場に向かわせる手配をする人のようでした。
(手配する人をディスパッチャー/Dispatcherといいます。)

無線なのかわかりませんが、電話中に別の人と話したりしてたので。

どうやら

電話を受ける人

警察官を現場に送る人

は別々になっているようです。

現場から車は動かさない

車上荒らしにあって警察に連絡する場合は、車を動かさないようにしましょう。

被害が小さかったのと仕事もあったので、今回は車を動かさざるをえなかったですが、
ひと通り被害状況を聞かれた後で、車はいま現場にない、と伝えると、
じゃあ、警察官を現場に送れないので車をその場に戻してから
また電話して、と言われました。

なので車を動かさないように気をつけましょう。

車を動かしてしまったら後で話す

車を動かしてしまった場合は、今回は車が現場に戻って来てからまた警察に電話をして、
と言われました。

車を現場に戻して警察に電話するとその場に来てくれます。
そこで何があったか話をして、それをもとに警察がレポートを作ります。
その後はその事件の「ケースナンバー」を書いた名刺を渡されて終わりになります。

どきどきした割にはあっさりした感じに拍子抜けしてしまうかもしれませんが、電話をしてから
現場で警察官と話をするまでの流れはわかっていただけたかと思います。

まとめ:落ち着いて警察へ連絡を

生まれて初めて警察に電話をしましたが、落ち着け、落ち着け…と自分に
言い聞かせました。

はじめててで、緊張の場面で、しかも英語で、となると誰でも緊張すると
思います。英語が話せるかどうかというより、何が起こっているかわからない
ような混乱状態になったりします。

とにかく落ち着いて連絡をするようにしましょう。

今回は車上荒らしの実例をご紹介しましたが、警察が必要な他のシチュエーションでも参考になるかと思いますので、流れを少しでも頭の片隅においていただければ幸いです。