家族が亡くなった時のビリーブメント運賃
家族に何かあったとき、一刻も早く日本に帰りたい。
そんな状況になることがあると思います。
海外で生活をしていると、日本の家族の元へいくのに、どうしても時間とお金がかかります。
家族が亡くなった時のことは、考えたくないけど、現実の出来事として起こります。
私も、考えたくないけど…という時間を経て、現実として起こりました。
悲しいかな、亡くなった瞬間から、やることが洪水のように押し寄せてきます。
突然いろんなことをやらなければいけない状況になってしまいます。
そんなたくさんやらなければいけないことがある中、今回は、海外から日本に緊急帰国する場合の飛行機についてお伝えします。
ビリーブメント運賃(Bereavement Fare)
ビリーブメント運賃(Bereavement Fare)というのがあります。
親族が危篤、亡くなった時に適用される運賃です。
航空会社によって規定が違うので確認が必要です。
例えば、JALの場合は、そのような料金設定自体がないようです。
デルタの場合は、以下を参照してください。
デルタの例
デルタのサイトによると、親族が亡くなった場合、または差し迫った状況(国際線)の場合は、ビリーブメント運賃もあると書かれています。
差し迫った状況で、すぐに飛行機に乗らないといけない場合にそなえて規定はありますよ、ということです。
席が必ず確保できるという保証はうたっていません。価格も都度違いますが、柔軟性があり、スタンバイで優先してもらえるなど、通常の場合と違った対応をしてくれるようです。
条件
デルタの場合は、マイレージの会員であること。
息子や親、義理の親など、親族であること。
かつ、以下の情報が必要のようです。
Deceased person’s name
Customer’s relationship to the deceased
Name and phone number of funeral home, hospital, or hospice
Name of doctor (if applicable)
航空会社によって、条件、定義が違うので、各自ご確認ください。
まとめ
家族が亡くなった時にどうするか、は考えたくありません。ですが、いつかはその時がやってきます。海外にいると、時間もお金もかかるので、その時点で諦めてしまいがちです。
緊急で帰りたくても高すぎて手が出ない、でもどうしたらいいかわからないから諦めるしかない…
今回、まさにそんな状況になりました。あらかじめ、ビリーブメント運賃のことを知っていれば、少しでも気が楽になったかもしれません。
ビリーブメント運賃は、席を保証したり、運賃が安くなったりを保証するものではありません。ですが、どうしようもなくて、諦めるしかないと思う前に、各社で確認をしてみて、少しでも早く帰れるようになれば、と思います。